義母と夫の認知症日記

10年前認知症を発症した義母。現在までの様子を記していきたいと思います。

認知症介護2の普段の生活(日常)は?デイサービスには行きたがらない?

うちの義母が認知症になって10年が経過しています。

 

現在介護2ですが、医者からは認知症高等度で何が起こってもおかしくないぐらいとのことでした。

 

介護認定の調査は毎年3月なのですが、施設入所を考えているため再調査を待っている状態です。

 

ここで介護認定3以上が出れば施設申し込みを開始する予定です。

 

認知症10年目の現在、デイサービスに月曜日~金曜日の5日間通っています。

もう何年になるでしょうか。

 

義母の場合、朝8時半ごろお迎えが来て夕方4時ごろに帰ってきます。

 

デイサービスでは運動や昼食、入浴をしています。月3万円ぐらいですね。

 

デイサービスに通いだしたばかりの頃は、大人の学校に通っていると本人も言っていたことがありますが、お風呂に入ってきたという記憶は一切ないようです。

 

朝の送り出しは、ほぼ毎日夫が行っています。

会社が近いため、抜けさせてもらっています。

 

義母は夫の言うことなら聞くようで、わりかしすんなり通っているようです。

 

土日はデイサービスがないため、自宅で過ごしています。

朝昼晩、夫が様子を見に行っていますが、ほとんどは義父が見ている?感じ。

 

食事の用意、片付けを行っているとのことで大変だと思います。

 

自宅では去年あたりまでは趣味の書道を行っていることがありましたが、最近では出来なくなっています。

 

誰かが見ていればオルガンピアノの鍵盤を鳴らすことも出来ます。

 

体が動くし足も速いため、見ていなければ外に出るという危険性もありますので、ある意味大変です。

 

 

認知症発症10年後の現在はどんな感じ?トイレ失敗や徘徊は?

義母が認知症を発症してから約10年が経過しました。

 

ひと言でいうと体は元気です。

 

ご飯もしっかり食べ、自分で歩けるし靴も履けます。

 

着替えに関しては、認知症になって数年後には難しいようで、手伝いが必要です。

季節感もありませんので、真夏にセーターを引っ張り出して来たりすることもあるようです。

 

10年後の現在の介護認定は、要介護2。平日はデイサービスに通っています。

認知症テストの点数は1年前で15点でした。

 

ところが、先月夜中にトイレを失敗してしまい、病院で認知症テストをしたところ、9点に下がっていました。

 

この点数は、先生いわく「何が起こってもおかしくない状態」とのこと。

何が起こってもおかしくないというのは、トイレを失敗するだけでなく便を食べてしまtっても不思議ではない段階に来ている状態で、施設に預けるにしても遅いくらいと言われました。

 

トイレ失敗

義母がトイレを失敗したのは夜中でした。

布団から起き上がり、トイレに行こうとしたのですが間違えて別の部屋に行ってしまったのです。

そしてその部屋に置いてある椅子の上で、尿と便の両方をしてしまいます。

朝起きてみると、部屋の至るところが便まみれになっていました。

義父と夫が後片付けをしたようで、ついにトイレを失敗するようになったとショックを受けたようです。

 

ちなみに我が家は義母と義父が2人で暮らしており、私と夫は義父母の家から車で5分ぐらいのところに住んでいます。

 

夫は朝昼晩と様子を見に行っており、そこで義母のトイレ失敗を確認したことになります。

 

徘徊

義母の認知症アルツハイマー型で、物事を忘れるという症状がメインです。

徘徊はほとんどしません。

たまに近所に住む弟さんのところに勝手に歩いていきますが、ちゃんとたどり着いていますので、徘徊という扱いにはなりません。

もし弟さんの家が遠くてたどり着かなかったら、徘徊になるのでしょうね。

 

家族が認知できていない?

現在というより、コロナの前ぐらいから義母は家族を認知出来ていたり出来ていなかったりという感じです。

息子(夫)に関しては、義母の弟になったり父親になったり、義母の夫になったりと、義母が今どの時代にいる設定になっているかで変わるみたいです。

たまに夫の名前を呼ぶこともありますので、その時は息子だとわかってるのでしょう。

 

嫁の私の場合、顔と名前は一致していません。

ですが、何か見たことあるぞ、というような感じで挨拶をしてきます。

なんとなく覚えているのかもしれませんね。

 

トイレ失敗は今のところ1回だけですが、頻繁になってくると生活が成り立たなくなってくると予測されるため、介護施設へ預ける検討をしています。

 

【体験談】認知症の始まりは財布を盗られた?年齢や症状と家族の対応も

認知症の始まり

うちの義母が認知症を発症して10年になります。

発症と言っても医者に診断されてから10年ということになりますね。

 

始まり(診断された)の年齢は77歳。アルツハイマー認知症です。

症状は「何度も同じことを言う」という、よく聞く症状でした。

 

久しぶりにやってきた長女が母親の言動がおかしいことに気づき医者に診てもらっています。

 

長女の嫁ぎ先の義母も認知症だったため、早めに気づいたとのこと。

 

うちは義母と義父とは同居していませんが、近くに住んでいますので夫が頻繁に実家に顔を出して様子を見守ってきました。

 

認知症と診断されてから数週間後、財布がない・カバンがないと騒ぎ出します。

よく聞く「財布を盗られた」はこのことか、と言った感じ。

 

この頃は既に認知症の診断をもらっていますので、すんなりと認知症の症状だと納得し、家族は大騒ぎに至らず。

 

病院では進行を遅くするための貼り薬を処方され、胸に貼っています。

確か飲み薬もあったような。

 

このおかげで?10年後はまだ介護2。(現在の程度は後日)

 

家族の対応

家族(夫と義父)は、最初義母が認知症と診断され全面的に受け入れるまでにしばらく時間がかかっています。

義母が何度も同じことを言うたびに「さっきも同じことを言っていたよ」と、本人に気づかせるかのように言います。

 

でも、他人である嫁の立場からすると、そんなことを言っても無駄。忘れていくのですから。

 

そこは話を合わせていればいいんじゃない?と思っても、家族からするとまだ何とかなるんじゃないかという思いもあるように見えました。

 

認知症と診断され、私は「介護認定を受けたら?」と勧めましたが、家族たちはまだ納得せず。

 

数か月後に病院から勧められたこともあり、申請をしています。

 

認知症の始まりの症状

何度も同じことを言う、カバン・財布をなくした、30分ぐらいは対面を保てると言った感じです。

 

財布を盗られた、カバンがどこかへ行ったというのは、おそらく本人が財布やカバンという大事な物をどこかへやってしまったという焦りも混じっているのかな?と感じます。

というのは、初期の頃はまだ正気と症状が行ったり来たりしていますから、自分にとって都合の悪い部分を隠そうとします。

嘘をつくようになると言われるのもコレかという感じ。

 

受け入れ側の家族がどれだけ「認知症」を受け入れているかで対応も変わってくるのではないかな、と思います。