義母と夫の認知症日記

10年前認知症を発症した義母。現在までの様子を記していきたいと思います。

【体験談】認知症の始まりは財布を盗られた?年齢や症状と家族の対応も

認知症の始まり

うちの義母が認知症を発症して10年になります。

発症と言っても医者に診断されてから10年ということになりますね。

 

始まり(診断された)の年齢は77歳。アルツハイマー認知症です。

症状は「何度も同じことを言う」という、よく聞く症状でした。

 

久しぶりにやってきた長女が母親の言動がおかしいことに気づき医者に診てもらっています。

 

長女の嫁ぎ先の義母も認知症だったため、早めに気づいたとのこと。

 

うちは義母と義父とは同居していませんが、近くに住んでいますので夫が頻繁に実家に顔を出して様子を見守ってきました。

 

認知症と診断されてから数週間後、財布がない・カバンがないと騒ぎ出します。

よく聞く「財布を盗られた」はこのことか、と言った感じ。

 

この頃は既に認知症の診断をもらっていますので、すんなりと認知症の症状だと納得し、家族は大騒ぎに至らず。

 

病院では進行を遅くするための貼り薬を処方され、胸に貼っています。

確か飲み薬もあったような。

 

このおかげで?10年後はまだ介護2。(現在の程度は後日)

 

家族の対応

家族(夫と義父)は、最初義母が認知症と診断され全面的に受け入れるまでにしばらく時間がかかっています。

義母が何度も同じことを言うたびに「さっきも同じことを言っていたよ」と、本人に気づかせるかのように言います。

 

でも、他人である嫁の立場からすると、そんなことを言っても無駄。忘れていくのですから。

 

そこは話を合わせていればいいんじゃない?と思っても、家族からするとまだ何とかなるんじゃないかという思いもあるように見えました。

 

認知症と診断され、私は「介護認定を受けたら?」と勧めましたが、家族たちはまだ納得せず。

 

数か月後に病院から勧められたこともあり、申請をしています。

 

認知症の始まりの症状

何度も同じことを言う、カバン・財布をなくした、30分ぐらいは対面を保てると言った感じです。

 

財布を盗られた、カバンがどこかへ行ったというのは、おそらく本人が財布やカバンという大事な物をどこかへやってしまったという焦りも混じっているのかな?と感じます。

というのは、初期の頃はまだ正気と症状が行ったり来たりしていますから、自分にとって都合の悪い部分を隠そうとします。

嘘をつくようになると言われるのもコレかという感じ。

 

受け入れ側の家族がどれだけ「認知症」を受け入れているかで対応も変わってくるのではないかな、と思います。